webデザイナーの穏やかな起業のすすめ

「起業したら自分らしく働ける」
そう思っていたのですが、気づけば毎日が不安と焦りの連続。
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「もっと収入を増やさなきゃ」
「SNSも更新しなきゃ」
「このままじゃ副業にもならない…」
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追い詰められて、気がつけば仕事も子育ても楽しめない日々になっていました。
でも、ある記事に出会ったことでフッと肩の力が抜けたのです。
「ガンガン事業を拡大しなくてもいい」
「穏やかに自分らしく働く選択肢がある」
そう気づいた時、やっと心が軽くなりました。
今回は、私が見つけた“穏やかな起業”という働き方について、お話ししたいと思います。
- フリーランスのwebデザイナー
- 獣医師19年→デザイン制作で独立
- 4歳と8歳のママ
- 趣味は旅行・暮らしを整えること
- 地域ブログ『てくてくinfo』運営

「やりたいこと」のはずが…
起業後に迷子になった話
私は元公務員で、41歳の時にデザイン制作で起業しました。
「限られた時間の中で、子育てと仕事の両方を全力で楽しみたい」
そう思っていたのですが、実際に起業してみると思い通りにいかないことばかり。
気づくといつも不安や焦りの中にいて、時間に追われていました。。
結果を出すために地元の創業塾に入ったり、デザイナーの先輩にメンターになってもらったり。
出会いが増えたり、学びも多かったのですが「なんだか違うんだよなぁ。」と違和感が増していく日々でした。
売上を追いかけるだけが正解?
“静かな起業”という選択肢
間違った方向にズンズン進んで、方向が分からなくなってる感覚。
「私、起業して一体何がしたいんだろう?」と手探りの中、心がスーッと軽くなったのはネットで見つけたある記事でした。
HSPのキャリア・起業支援をしているばっしーさんこと板橋 勇太さんがnoteというブログに書かれていた【”静かな起業”をHSPや内向型の人に勧めています。】というタイトルの記事です。
私が目指しているのはガンガン売り上げを上げて事業を大きくするスタイルではなく、ばっしーさんがすすめている静かな起業。
「まさにこれだ!」とやっと自分の居場所が見つかった心境になりました。

起業=ガンガン進むもの、と思っていたのでこんな選択肢があるんだ!とホッとしました。
- リスクをとって突っ走らない。
慎重にメンタル管理とリスク管理を行いながら進める- 急いで成長しない。
ゆっくりと着実にペースを大事に進んでいく- 多くの顧客を求めない。
少数で深く関わる、を前提に関わる相手は選んでいく- 目先の利益にこだわらない。
長期的な視点で持続可能なビジネスを目指す- 派手な宣伝をしない。
静かに、着実に、価値あるコンテンツをジワジワ広める- 競争しない。
ライバルは作らず、協力と共存を大切にする- 自分の感覚を無視しない。
内省の時間を大切にし、自己理解を大事にする- 人からの評価に依存しない。
「働き方」=「生き方」になるように自分の感じ方も重視する- ひとつの働き方にこだわらない。
柔軟で自分に合った働き方を常に選んでいく【note『”静かな起業”をHSPや内向型の人に勧めています。』 ばっしー|HSPのキャリア・起業支援】https://note.com/bashi1986/n/n306f411b59ac
さらに私が大切にしたい考え方も引用させていただきます。
ペースを大事に、着実に。
関わる相手を選びながら、自分の心に嘘はつかずに。
誰かの基準ではなく、自分の価値観にもとづいて。【note『”静かな起業”をHSPや内向型の人に勧めています。』 ばっしー|HSPのキャリア・起業支援】https://note.com/bashi1986/n/n306f411b59ac
心を削らない働き方
私はばっしーさんの記事に共感したのですが、恐らく世の中では少数派ではないかと思います。
創業塾に入った時も、「事業は拡大するもので、人を雇って雇用を生み出し、社会に貢献してこそ起業の意味がある」と教わりました。
起業というと、事業の拡大が一般的なのかもしれませんが、1人自宅で働く私には馴染めませんでした。
「私が間違っているのかな。」と思っていた時に偶然コンビニで見つけたのが、税理士の山本 憲明 さんの『社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい 』という本でした。
この本と出会ったことで、世の中には起業について色んな考え方があるから、自分に合う方法を自分で選んで良いんだと気づくことができました。
実際にサービスをお客様に提供して満足してもらう経験が自信につながって、「これで良かったんだ」と確認しながら1歩1歩進むという地道な進み方が私には合うと思ったのです。



起業に関する情報が多いので、どれが正しいのか?と思ってしまいます。
焦って頑張るほど空回り?
心地よいペースで進もう
先ほどの記事の中でハッとさせられたことは、
急いで成長しない。
ゆっくりと着実にペースを大事に進んでいく
我が家は共働き夫婦なので、私は「会社員ほどの収入を得て、家庭を支えないと!」と焦っていて、「急いで成長する」ことに必死でした。
その結果、家族の話しは上の空で休日はパソコンに向かう日々。
大好きな読書も封印!
その結果どうなったかというと。。
デザイン制作でアイデアを生み出すワクワク感がなくなって、公務員時代と同じ『仕事=生活費を稼ぐ』ためになっていました!
この苦い経験のおかげで、大好きなことがあるから、チャレンジしようと思えるし、自分らしいアイデアが浮かぶものなんだ、と気づきます。
私の場合は好きなことは、起業というイバラの道を迷わず進んでいけるお守りのようなものだったのです。



起業はラクではないですし、ここぞという時に踏ん張るためにも好きなことに時間を使うことを大切にしたいです。
最近は以前から好きだった著者の一田憲子さんの本に影響を受けて、朝はウォーキングを始めたり、独身時代からの趣味の登山を再開する計画を立てました(実行できるかな?)。
「稼げる働き方」より
「続けられる働き方」へ
例えば、『週3稼働で月30万稼げる!』など起業していると魅力的な情報が入ってきます。
でも、自分に合うのか?合わないのか?を見分けて、今の自分に必要のないものは選ばないことで、無駄なエネルギーを使わずに過ごせるようになっていくと思っています。
お金を稼ぐことは大切ですが、それ以上に心地の良い働き方にこだわることで息の長いフリーランスになれるのではないか、と感じてます。
みなさんのしっくりくる働き方はどんな感じですか^^
個人で働くのはラクではないですが、一日一日を無理せず進んでいきたいですね。