ホームページの効果はいつから出る?小規模事業者さまの事例とともにご紹介

最近、「ホームページを外注したけど、思ったような効果を感じられていない。」
というご相談をいただきました。
この記事では、ホームページ活用を支援してきた経験と調査データをもとに、
- 「ホームページにはどんな効果があるのか」
- 「その効果はどれくらいの期間で感じられるのか」
を小規模な事業者さま向けに分かりやすく解説していきます。
- 元獣医師17年→地元八王子で創業
- お問い合わせに繋がるホームページを作っています
- 4歳と8歳のママ
- 趣味は旅行・登山・読書

ホームページの効果
最近の調査では、ホームページを通じて得られた効果として、次のようなことが上位に挙がっています。
- 採用応募が増えた(46.4%)
- 商談や契約につながった(42.7%)
- 新規の問い合わせが増えた(41.8%)
また、その効果を実感するまでの期間は、以下のような結果になっています。
- 半年程度で実感(32.7%)
- 1年以上かかって効果を感じた(28.2%)
- 運用初期に感じた(23.6%)

調査対象は110件と多くはありませんが、ホームページの効果は「すぐ出るもの」ではないことが分かります。
出典:株式会社オールトゥデイ・PR TIMES ‘HPの営業効果’ 調査より
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000107850.html
私の経験では、サービスや商品がお客さまのニーズに合っていれば、3ヶ月〜1年ほどでホームページの効果を実感できると感じてます。
手前味噌ですが、私の場合は創業して3ヶ月ほどでホームページを立ち上げ、1年くらいで、初対面の方からお問合せがきました。
お問合せがない期間は、ホームページの内容が「お客さま視点になっているのか?」見直したり、ブログを書いたりしました。
全くインターネットを活用していない事業者さんがホームページを新規に公開した場合は、半年くらいから効果がじわじわと出てくる傾向があります。
ホームページを公開して、3ヶ月くらいでお問合せがきた事例
ホームページを新規で制作させてもらった事例で、「3ヶ月くらいで、お問合せが来た」とご報告をいただいたことがあります。
予想より「早い」と感じたのですが、その理由として、ご依頼者さまが元々アメブロで発信をされていたことがプラスに働いたのではないかと推測してます。



発信活動をしていると、目に見えない『信頼の土壌』ができていることがあります
リニューアルの場合の効果
リニューアルの場合は、新規のホームページより早く効果を感じられると思います。
半年はかからないという印象です。
また、SNSやGoogleビジネスプロフィールとなど、他の媒体と併用することで、効果を早められます。
記事の後半で解説してます。
以下の記事では、小規模事業者さま向けにホームページ制作の流れについて解説しています。


ホームページの効果とは?
ホームページが、会社やお店の「信頼」が視覚的に伝わりやすくなります。
どんな会社なんだろう?誰が運営しているんだろう?と皆さんも来店する前には調べたことがありませんか?
ネットで検索したときに、会社の情報やお客さまがほしい情報が置かれていて、いつでもたどり着けることが、お客さまや取引先への安心につながります。
数字だけではない、ホームページの効果と費用対効果の考え方
ホームページは、数字で見えるものと、数字では見えにくい効果の両方があります。
ホームページの目に見える効果
効果を実感するために、次のような数字を記録しておくと分かりやすいです。
問い合わせ件数や資料請求の増加
お問い合わせフォームや電話が、どれくらい増えたかを確認しましょう。
例:「月に1件しかなかった問い合わせが、3件に増えた」など。
検索からのアクセス数
Googleアナリティクスやサーチコンソールを使えば、何人が訪れたか、どんな検索キーワードで来てくれたかが分かります。
WEB予約の数
予約システムとホームページを連携している場合は、予約件数の変化も大切な指標です。
採用の効果
求人ポータルサイト経由だけでなく、「自社ホームページを見て応募した」という人がいるかどうかも効果の一つです。
ホームページの目に見えにくい効果
ホームページには数字では見えにくいじわじわと出てくる効果もあります。



私はホームページ経由でお問合せをいただくと、『目に見えにくい効果』を感じます
信頼感
創業◯年や実績紹介、お客さまの声、FAQなどを掲載すると「この会社なら安心」と思ってもらいやすくなります。
安心感・問い合わせのハードルを下げる
まだ知られていない会社の場合、お客さまは「本当に大丈夫かな?」と不安になりやすいです。
相手にとって必要な情報を整理して載せておくことで、「ちょっと聞いてみようかな」と思ってもらいやすくなります。
関係性をつくる
「こういう想いで事業をしている」「こんな方の役に立ちたい」と言うことを発信すると、共感してくれるお客さまと出会いやすくなります。
私自身もホームページを通じて「似た考え方の方」からお問い合わせをいただくことが増え、出会う前からの関係性づくりが大切だと思うようになりました
資産になる
ブログや事例をコツコツ更新すると、それが資産になります。
「資産って何??」と思われる方もいるかもしれないのですが、検索で見つけてもらえたり、考え方に共感してもらえるということなのです。
届けたい人に自分のことを知ってもらい、信頼してもらうことでお仕事につながりやすくなります。
ホームページの効果が
出るまでの流れ
ホームページを公開したからといって、すぐに効果を感じられる人は少ないと思います。
効果が出るまでにはいくつかの段階があるのです。
公開したばかりのホームページは、まだ地図に載っていない『新しいお店』のような存在。
Googleに「ここにお店がある」と知ってもらえて初めて、検索した人の目に入るようになります。
そこから少しずつ訪問してくれる人が増えていくのです。
ホームページは作っただけだと
“看板を立てた”状態
ブログや事例を更新すると、記事がどんどん積み重なっていきます。
その一つひとつの記事が検索からの“入口”となるので、ホームページを見てもらえる機会が増えていくんですね。
ホームページとSNSとの違いは?
SNSはお客さまと双方向のコミュニケーションが取れる一方で、新しい情報を発信し続ける必要があります。
一方、ホームページはいつでも立ち寄れる『プラットフォーム』のようなもの



ホームページがお客さまにとって安心して来てもらえる場所になるといいですよね
また、SNSを見る人とGoogle検索で調べる人では行動や目的が違います。
SNSは「なんとなく流れてきた情報」から知ってもらえるのですが、ホームページはGoogleなどの検索で「困りごとを解決したい」というニーズが背景にあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、余力があれば両方を使えるといいですね。
ホームページの効果を高める工夫
ホームページは、次のような工夫をすることで、より効果を実感しやすくなります。
- 『お客さまの声』や『事例』などを更新する
- Googleビジネスプロフィールと連携する
- SNSでの発信で、ホームページの存在を知ってもらう
まとめ|ホームページの効果はいつから出る?問い合わせや信頼につながるポイント
ホームページの効果は、
- 数字で見える効果(問い合わせ・アクセス数など)
- 数字では表しにくい効果(信頼感・安心感・関係性など)
の両方があります。
効果が出るまでには時間がかかりますが、更新や工夫を続けることで、じわじわと信頼を育てることができます。
小規模事業者さんだからこそ、限られた投資で長期的に効果を発揮するホームページは、経営の支えになると思います。
お客さまの声や事例を掲載したり、SNSと連携したり、できることから試してみることがおすすめです。



私自身もホームページのおかげで、今まで出会えなかったお客さまとの接点が増えたので、本当に作って良かったと感じてます。
この記事が、ホームページを活用する一歩につながれば嬉しいです。