お客さまとの関係を大切にするブログ発信と雑談

今月から「お仕事の裏側」という新しいカテゴリーを加えて、ブログをお届けしたいと思います。
現場で私が感じていることや本からもらったヒントなどをご紹介します。
今回のテーマはある本を読み、ブログ活用のヒントをもらったのでとシェアしたいと思います。
読んだ本は「家事がとことんラクになる暮らしやすい家づくり」です。

著者は整理収納コンサルタントの本多さおりさん。
地域の小さなお店や個人事業主がブログを活用して「どんな工夫をして、お客さまと出会っていくのか」を私の視点でお伝えしたいと思います。
読書のきっかけは、木に囲まれた暮らしへの憧れ
個人的なことなのですが「家事がとことんラクになる暮らしやすい家づくり」を読んだきっかけは、家づくりに興味を持ったためです。
Webデザイナーsugawa元々、HP制作で建築設計事務所さんや不動産会社さんと関わらせてもらい、建物に興味を持ちました。
そして今月、東京の西にある檜原村に家族で山登りに行き、東京の木に触れてきました。
森の中で気持ちが癒されて「木に囲まれた暮らしって、どんな感じだろうー?」と思ったのです。
家の間取りとか家事動線とか基本の「キ」を知りたいと思い、書籍を手に取りました。
書籍では、著者が賃貸マンションから中古のマンションを購入してリノベーションするプロセスが丁寧に書かれています。
著者は大手企業ではなく、地元の設計事務所にリノベーションを依頼したそうです。
地域のお店に依頼する理由
書籍の中で、著者が地元の設計事務所に依頼した理由が紹介されていました。
どんな理由かというと、
- リノベーションが終わった後も相談しやすいのではないかと考えた。
- 設計事務所の建築士さんが書いているブログを読んで思考が自分と似ていると感じた。
- 大手の会社に頼むと、担当者が誰になるか分からないと思った。
です。
他にも事例などを見たり、予算を検討されたかもしれません。
皆さんのお店に来てくれるお客さまはどうでしょうか?
「地元の会社にお願いしたかった」と言われたことがあるのではないでしょうか。
顔の見える距離感が安心する
「大手の会社の方が安心」と考える方もいると思うのですが、地元の近い距離感で仕事をお願いしたいと考える方も一定数いらっしゃいます。
誰にお願いするか検討するときにブログの内容は判断材料になるようです。



私自身も商品やサービスを購入させてもらうときは、お店のブログやSNSを見ています。
みなさんはどうでしょうか〜?
当事務所に相談してくださる方も全体的にHPやブログを見てくれている印象があります。
全員に当てはまるわけではないのですが、「このお店の人はちゃんと話しを聞いてくれるかな?話しやすいかな?」
という面を見てもらっている気がするのです。
類は友を呼ぶという言葉があるように、HP(ブログ)は自分と似ている価値観や共通項を持ってる人に届きやすいです。
地域のお店や会社を探しているお客さまがいる
「家事がとことんラクになる暮らしやすい家づくり」は2020年に刊行されているので、AIが普及している今と状況が違いますよね。
最近はchatGPTに質問したり、SNSの口コミを見たりして、お店を見つけている方が増えています。
一方、ブログを読んで当事務所に相談してくれるお客さまがいるので、2026年現在もブログが出会いのきっかけになっていると感じています。
ブログで伝えたい
書籍の中では著者が「ブログを読んで共通点を見つけて、設計士さんを選んだ」と書かれていました。
感覚的に似ている気がするとか、何だか惹かれるという感じがブログから伝わってくるのかもしれません。
ご自身が大事にしていることやこだわりを発信すると、価値観や共通項を持ってる方に見つけてもらいやすくなると思っています。
内から湧いてくる思いや仕事へのこだわりは、共感される一方で離れていく人もいるかもしれません。
「日記ならまだしも公のブログで主張するのはちょっとなぁ…」と思うこともあるのですが、譲れないことやこだわりは小出しにして伝えていけるといいなぁと思っています。
「分かる〜。そういうことあるー」と思わず頷いてしまうのは、その人らしい何気ない一面が垣間見える時ではないでしょうか。
雑談から見えてくる
書籍を読んでいて、もう1つ参考になったのが「雑談を大事にしている」という設計士さんのお話。



職場では「無駄話は良くない」と言う風潮がありませんでしたか?
私はそう思っていた時期があるのですが、個人で働き出して見方が変わりました。
ちょうどいい距離感
HP制作を進めていると、打ち合わせの後半に「今聞いたお話しをHPに掲載しませんか?」と思うタイミングがやってきます。
打ち合わせの前半は雑談で緊張をほぐし、雰囲気に慣れてきたところで、これまでのご経験や感じてきたことが話しやすくなるのではないかな?と思います。
緊張すると、頭の中がフリーズしますよね(私は緊張すると思考が止まります)。
HP制作業に限ったことではないと思うのですが、お互いにリラックスしてちょうどいい距離感でお話しができると、良い関係性でお仕事を進められるように思います。
私が心がけていること
社会人になって20年目。
なんだかんだ人の話を聞く経験が多かったことから、心がけていることを記録しておきます。
相手のペースを知る
これは失敗から学びました。
相手の時間を無駄にしないようにサクサクと話しを進めようとすると、早口になってしまって相手のペースを乱してしまうことがありました(猛省)。
頭の回転が早く、話題が豊富な方もいれば、じっくり考えて言葉を発する方もいて、いろいろな方がいます。
相手のペースを知ることは、会話の準備体操なのかもしれません。
お互いのペースが合うと、話してもらいやすくなり、聞き取りやすくなり、場の雰囲気が明るくなります。
雑談は宝
仕事に家庭に忙しいと、効率化しないといけないこともありますよね。
仕事だけでなく、家族間でも会話が必要最小限になるとギクシャクし出す気がします…(気をつけないと!)。
お客さまと接するときも時間に余裕を持ちたいです。
相手の事情に配慮しつつも、わき道に逸れてお話しを聞く心持ちが大事だと感じています。
少し遠回りして話しを聞いてみると、「このお話しを聞けてよかった」と事業の根幹に関わる部分を見つけられるんですよね。
「自分のことは意外と分からない」を前提にする
書籍の中で設計士さんが「自分のことは意外と分からない。雑談の中からその人のことを拾いたい」と話していました。
背景情報を探って、依頼主が言語化できていない希望を提案するそうです。
とても頼もしいですし、プロに頼んでよかったと思える瞬間かもしれません。
「こんなお家を作りたい」「こんなHPにしたい」
希望があったとして、それが全てではないかもしれません。
私も人に相談した時に、「そんなアイデアや考え方もあるのか!」と膝を打つことが多いです。
こだわりを持つことは大事なのですが、他者の考えを聞くことで世界が広がることも多く、こだわりと柔軟さのバランスを保ちたいと思います。
編集後記


今月から「お仕事の裏側」という新しいカテゴリーを始めました。
最近気づいたのですが、本を読んでも人と話していても、私が惹かれるのは「人」。
「そんなに人が好きなのか?」と聞かれると、声が小さくなってしまいます。
なぜなら小さな頃は動物の方が好きでしたし、大人になってからも人付き合いが上手な方ではなかったからです。
でも40代で個人で働き始めて、人の存在に支えられていると実感しています。
商売の大変さを知り、どれほどこの商品やサービスに作り手の時間や労力が注がれているのかに思いを馳せることも増えました。
そして、HPを作る仕事はデジタルなのですが、手仕事に似ていると思うことがあります。
気持ちを込めた仕事や心の通ったやり取りを文章として残し、誰かと共有できることに価値を感じます。
人のこだわりや譲れないものには流行に左右されない本質的なものがあると思うのです。
圧を感じさせてしまわぬよう気をつけて、大切にしていることは小出しにしてお伝えできたらいいなと思っています。


