地域で働くWebデザイナーへ。41歳からのチャレンジ

こんにちは。地域の事業者さま向けのホームページを制作している栖川です。
私は41歳の頃、公務員を退職し、デザイン制作業で創業しました。
個人事業主になり「生活していけるのだろうか?」という不安な気持ちを支えてきた【創業への思い】。
今回はそのことを記事にしたいと思います。
これからご縁でつながるかもしれない誰かに想いが届いたら嬉しく思います^^
時間を大切にして生きたい
「時間を大切にして暮らしたい・働きたい」と思うようになったことがきっかけで創業しました。
自分の時間も家族の時間も、お客さまの時間も全てが貴重な資源。
「自分も相手も幸せにする働き方ができないか?」と考えるようになりました。
でも、お金がなければ生活はできないんですよね。
過去の私は将来の不安からお金のために働く、がむしゃらに頑張り続けることを選んできました。
定年まで公務員を続けるものだと思っていたのですが、私の人生観は2つの出来事ですっかり変わりました。
妊娠をきっかけに抗がん剤治療が始まる

35歳の時に6ヶ月間、抗がん剤治療を受けました。
病名は「胞状奇胎」。
異常妊娠の1つなのですが、通常は抗がん剤治療まで必要にはなりません。
私の場合は「侵入奇胎」と言って、さらに病状が進行。
「子どもを授かれなかった」と悲しんでいたら、今度は抗がん剤治療…
再発したら、ガン。
長男はまだ1歳。「仕事は?子育ては?これから私たちどうなるんだろう。。」
無事に治療が終わっても、闘病の苦しみで心が抜け殻状態に。
日常生活が少しずつ戻ってきた頃、「生きてるって奇跡」という思いと「自分の人生はこのままで良いのだろうか?」と今まで感じたことのない疑問が湧いてきたのです。
子育てで挫折。ライフコーチングで自分と向き合う

モヤモヤを抱えたまま第二子を妊娠。
(抗がん剤治療1年後に妊娠許可が出て、その後4年間の経過観察を経て、現在は元気に暮らしてます。)
元々、私は子育ても家事も苦手なタイプなのに「できない」自分を認められず、「もっと頑張らないといけない」と思い込んでいました。
産後の眠れない日々と長男の癇癪。
夫ともボタンのかけ違いでうまくいかなくなって、幸せを感じることができなくなっていきました。
「これはヤバい!なんとかしないと。。」と悩んでいたタイミングで、コーチングを受けることにしました。
地元でコーチングの先生を見つけ、半年かけて「両親との関係」「お金を使うことへの罪悪感」「子どもへの思い」などなどドロドロした感情を出して、心の中を断捨離しました。
そして、少しずつ頭で考えてばかりだったのが、直感を大切にできるように。
コーチングがきっかけで、やっと自分の人生が動き出した気がします。
創業を決心できたのも、コーチングで自分の不安な気持ちとうまく付き合えるようになったからだと思っています。
デザインのスキルアップを経て創業へ

公務員時代にチラシや広報誌を作ったことがきっかけで、デザインを学びはじめました。
そして、育休中にたまたま手に取った【在宅起業】の本がきっかけで、「webデザイナー面白そう。私にできるのかな?」とはじめてみたところ、不思議と「止めたい。」と思うことがなく今に至っています。
闘病も子育ての挫折も起業も、私にとっては1つ1つが小さなきっかけでした。
渦中の時はとにかく辛いですが、振り返ってみるとあの時の出来事が今の生き方につながっています。
創業は決してラクではありません。
でも、毎日の小さな選択が自分らしい未来につながっていくと実感してます。
「私の作るデザインでお客さまの未来を明るくするお手伝いができないだろうか?」
これからも小さなきっかけを大切にしながら、暮らしも仕事も等身大の自分で楽しみたいと思っています。
人との信頼関係を大切に、見た人の心を動かす、あなたらしいデザインをお届けします。