小規模事業者さんのためのホームページ制作の流れと失敗しない進め方

せっかくホームページを作ったのに、
「お客さんからの問い合わせが来ない」「運用や更新ができてない」
という声をお聞きします。
その原因はもしかしたら「制作前の準備不足」にあるかもしれません。
ホームページ制作には、事業の強みの整理や言語化、お客さまが求めている情報の掲載など、制作前の準備がとても大切です。
この記事では、初めてホームページを外注する方に向けて、制作の全体の流れを解説します。
- 元獣医師17年→地元八王子で創業
- お問い合わせに繋がるホームページを作っています
- 2025年WEB解析士試験に合格
- 4歳と8歳のママ
- 趣味は旅行・登山・読書

ホームページ制作の全体の流れ
ホームページ制作は大きく分けると、以下の4段階です。
- ヒアリング〜見積もり・提案
- 企画
- 制作
- 公開・運用
この中で特に大切なのが【企画】です。
【企画】は家を建てる時の「骨組み」にあたります。
骨組みがしっかりしていないと、どんなに外観が美しくても使いにくい家になってしまいます。
ホームページも同じで、【企画】なしで作ってしまうと、肝心のお客さまに届かなかったり、後から情報を足してゴチャゴチャになりがちです。
ヒアリング〜見積もり・ご提案
ヒアリングシートにご記入いただいた内容をもとに、事業内容や届けたいお客さま像を深掘りします。
「どの情報を載せるか/載せないか」を取捨選択しながら、構成を考えます。
企画段階
企画段階では、次のようなことを検討します。
- ターゲット:誰に見てもらいたいか?
- 付加価値:自社ならではの強みとお客さんが感じる価値が重なるところは?
- コンセプト:伝えたいイメージは?
- 競合との差別化:他社と比べてどこが違う?
- SEOキーワード:どんな言葉で検索されたいか?(例:八王子 工務店 リフォームなど)
- 市場分析:ターゲットはどのくらいいるか?商圏の規模は?
これらを調べるには、競合他社のホームページや口コミ、SNSなどもリサーチします。
制作段階
制作段階では、以下の工程を進めます。
- サイト構成・レイアウト設計
- 原稿作成や写真・イラストなど素材準備
- デザイン案の作成とすり合わせ
- コーディング(インターネット上で、デザインや表示を整える作業)
- テスト環境での表示確認(スマホやタブレット、パソコンでの確認)
webデザイナーsugawaこの段階は、ご依頼者さまと「二人三脚」で進めるていきます。
公開と運用
完成後は、本番サーバーへの公開、セキュリティ対策、動作チェックを行って納品です。



ホームページが完成するとひと段落ですね。
でも、公開はゴールではなくスタートです。
運用では、アクセス解析(Googleアナリティクス、サーチコンソール)を使って、ユーザーの動きを分析します。
具体例の一部を紹介します。
「分かりにくい部分があるのでは?」「導線が不十分なのでは?」と、仮説立てて、ホームページを改善していきます。
ホームページの更新
お客さまが知りたい情報を定期的にブログで発信することをおすすめしてます。



その会社ならでは取り組みやスタッフの声があると、信頼度が高まりますね
制作をスムーズに進めるポイント
制作を進める前に制作者に確認すると良いことを以下にまとめました。
- 契約前にスケジュールと必要な準備を確認する
- 希望のイメージをできるだけ具体的に伝える
→参考サイトがあるとイメージを共有しやすいのでおすすめです。 - 希望を聞いてもらえるかなど話しやすさを確認する
→ホームページ制作は2〜3ヶ月かかるので、制作者との相性も決め手になると思います。
ホームページの制作費については、下記の記事で解説しています。


まとめ|ホームページ制作の流れと失敗しない進め方
ホームページはお客さまとの関係性作りや接点を増やすためにとても役立つものです。
制作前の準備や企画を丁寧に進めることで、公開後も長く役立つホームページになります。
この記事が、“後悔のない進め方”のヒントになれば嬉しいです。
そして、事業の良さが正しく伝わり、必要とするお客さまに届きますように。










