自分(自社)の強みが見つからない時は?ホームページやSNSで伝えたいこと

でも「強みって何?」と聞かれると、

  • 同業者より優れているところってどこ?
  • 自慢できることなんてあるかな?

など、“何だかすごいことを答えなきゃいけない” 気持ちになりませんか。

ホームページ制作のヒアリングでは、「強みはありますか?」という質問をします。

  • 資格を持っている
  • 経験が10年以上ある

など、皆さん頭をひねって考えてくれますが、答えにくい質問ではないかなと最近、考えるようになりました。

webデザイナーsugawa

私自身も「あなたの強みは?」と聞かれると、「んっ…」と言葉に詰まってしまいます。

この記事を書いてる人
  • 元獣医師17年→地元八王子で創業
  • お問い合わせに繋がるホームページを作っています
  • 2025年WEB解析士試験に合格
  • 4歳と8歳のママ
  • 趣味は旅行・登山・読書
webデザイナーkayo
目次

技術だけが強みになるわけではない

似たようなサービスがたくさんある今、『技術のみ』を強みにするのは難しい気がします。

これから分かりやすいように、私が5年ほど通っている美容院のAさんの話をさせてください。

私は美容院といえば、ホットペッパーや通りがかりの美容院に行ってたのですが、Aさんに出会ってから「この美容院がいい」とすっかりファンになってしまいました。

通い続けている理由は、Aさんの技術力だけではないのです。

  • こちらのペースに合わせて会話をしてくれる(無理に話さなくていい)
  • 毛量が多い私の髪を丁寧にすいてくれる(痛くない)
  • 好みの雑誌を事前に用意してくれる(自分時間が持てる)
  • 対応がいつも丁寧(大切にされている感じがする)

()は私が感じる「価値」です。

webデザイナーsugawa

他の美容院のサービスが悪かったわけではなく、Aさんが私に合っていたと思うんですね。

“これは私のためのサービスだ” と感じたとき、「このお店がいい」と愛着が持てる気がします。

AIが進む時代。より「個」に向けたサービスに価値を感じる人は増えていくと思うのです。

お客さんが喜んでくれたことが「価値」になる

お客さんは技術力や料金だけでお店を選んでいるわけではありません。
でも、その理由をお店側に細かく伝えることはあまりない気がします。

美容院Aさんの強みは「相手への気遣い」。
その強みを活かして、長年サービスを磨いてきたのだと思います。

小さなお店や個人事業主さんの場合、技術以外にも“隠れた強み” を持っていることは本当に多いです。

もちろん、技術力の不足を他の要素で補うことはできません。
美容院に行って、素人のような仕上がりになっちゃったら、リピートはしないですよね。

ただ、お客さんは“もっと技術が高ければ…”と思っているのか?というと、必ずしもそうではないと思うのです。

「あなたがいい」「ここのお店が好き」

そう感じてもらえる“良さ”が技術以外にも必ずあります。
それがあなたの強みであり、選ばれる理由になっていきます。

では、『強み』ってお客さんは教えてくれないし、自分でもよく分からない…
「一体どうしたらいいの?」と思っている方に、強みを見つける方法をお伝えさせてください。

強みを見つける方法(すでにお客さんがいる場合)

起業して2年以上経っている方は、お客さんがあなたの良さをよく知っています。

  • なぜあなたを選んでくれたのか
  • 何が良かったのか

これらを聞ける関係性ができていると良いですね。

聞くのが苦手な場合は、日頃から雑談をして距離を縮めておく努力も必要かもしれません。

お客さんの表情や会話の中から変化に気づいて、声をかけてみたり、
ちょっとした気遣いがあると話しが進みやすいと感じてます。

お客さんがインスタやブログで発信していたら、覗いてみて会話の糸口を見つけるのもおすすめです。
自分に興味を持ってもらえるって、とても嬉しいものです。

声かけが自然にできる関係なら、相手も答えやすくなるので、こちらからも質問がしやすくなると思います。

強みを見つける方法(起業初期の場合)

まだお客さんがいない場合、いきなり強みを見つけるのはハードルが高いですよね。

その場合は、過去の経験から探すのがおすすめです。

  • 上司や同僚に褒められたこと
    (例)人の話を聞くのが得意だった
  • 子育て・介護経験で自然とできていたこと
    (例)整理整頓が得意
       子どもと過ごすのが好き

など、自分にとってストレスなくできることは強みになります。

「”人の話を聞くのが上手い”なんて、他の人もできるから強みじゃない…」と思うかもしれません。

でも、苦手なことは努力しても伸びにくい一方で、ストレスなくできることは伸びしろがあるんです。

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起業初期は、強みの“タネ”を育てる時期だと思います。

価値を知り、価値を伝えることがサービスの質を高める

起業年数に関係なく大切なのは、

  • 自分の強みは何か
  • どんなことでお客さんが喜んでくれるのか(=価値)

を知ることです。

ちなみに、

強み=あなたが自然とできること・得意なこと。価値の源泉になるもの。
価値=その強みが誰かの役に立ったときに生まれるもの。

強みが分かれば、ホームページやSNSでも伝えやすくなりますね。

そして、価値を自覚すると自信が生まれ、サービスの質をより高めることにもつながると思います。

まとめ|強みと価値に気づくことが、選ばれる理由に

ホームページなど制作をさせてもらっているとクライアントさんの事業やサービスの『強み』ってどこだろう?とよく考えてます。

『強み』があると、ホームページやSNSなどのインターネット上では良さを伝えやすくなると思います。

でも、強みがないと起業がうまくいかないということではないと思ってます。

お客様のニーズに応えていくうちに、気づいたら「これが私の強みかも?」と思ったり、人に教えられたりして、気づいていくものではないかな?と思ってるからです。

そして、『強み』とは特別な実績や高い技術だけではなく、お客さんが喜んでくれた“あなたらしい良さ”の中にあると思ってます。
普段は当たり前のようにできてることに、相手が感謝してくれているかもしれません!

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元獣医師で、動物病院・保健所で接客対応17年。
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